決して裕福ではないけれど子供が塾に通いはじめたきっかけ

我家の長男は日能研に通っています。

我家は決して裕福な家庭でもないし両親とも中学受験とは無縁な環境で育ってきたのにです。

金銭的に苦しいのになぜ子供を塾に通わせて中学受験を目指すのか。

ではスタート!

 

小学校1年生時の習い事

長男が小学校1年生になった時、両親共働きで毎日帰るのが17時過ぎるので、

学童保育に預けていたけど、毎日居るのも退屈だろうと思い習い事をさせてみる事に。

 

その時、家と学校の途中に公文があるんで勧めてみたけどアッサリ却下!

そろばん・・・・・・却下!

空手・・・・・・却下!

剣道・・・・・・却下!

どれもあまり乗り気でなかったけど、嫁一押しの水泳はなんとかしぶしぶ了承。

あと、地域の人達がボランティアで教えてくれているサッカーは本人一押し。

サッカーはクラブに入って本格的にやると遠征だなんだで凄いお金がかかるのを

友達の子供がやってるの聞いてたんで親が却下だったけど、地域のゆるっとサッカーなら安心。

毎週夜に教えて下さりほんとありがたい限りです。

 

と、言う事で週に2日水泳、1日サッカーで決定。

あと、こどもちゃれんじからステップアップしたベネッセのタブレット教材、

チャレンジタッチを毎朝欠かさず行っていました。

こちらの教材は実質勉強なんだけど、子供は毎朝欠かさずに行っていたので感心してました。

適度なゲームも取り入れてあったり、色々と興味を引くように作られていていてオススメです。

 

そんな感じで平凡に毎日を送っていました。

 

小学2年の時に突然いじめられる

毎朝、子供が登校したのを見送った10分後に家をでて出社していたのですが、

ある日から少し子供の登校時間が早くなったのに気づきました。

子供は毎朝近所の学年が上の子達と一緒に登校していたのですが、

窓から見ていたら一人で行くようになっていました。

 

“いつからだろう?”

 

気づいてあげられなかった後悔と不安を胸にその日は出社しました。

 

帰ってから母親も弟も居ない時にこっそりと

 

最近一人で学校行ってるの?
〇〇君とか△△ちゃんと一緒に行ってないの?
とたずねたら、目に涙を浮かべて

〇〇君とか△△ちゃん、この間一緒に行こうとしたら、
“逃げろ~、バカが来たぞ~!”
って言って走って逃げて行ったもん。その次の日も走って逃げて行ったけん、もう一緒に行かんことにした。でも、そこの先で同じクラスの◇◇君と会うけん、一緒に行きよる。
との事。
凄く悲しくなって申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
おそらくきっかけは、自分が道路でボール遊びしてるのを注意した事が発端です。
うちの前はちょうど行き止まりになっていて住人以外の車は入って来ない路地になっています。
なので小さい頃から近所の子供達は自転車の練習をしたり駆けまわったりしてわりと自由にしていました。
ところが最近、5・6年生の子達も混ざってよくサッカーをするようになりました。
思いっきり蹴ったボールが車や壁、カーポート等に当たったりしてたし、庭や裏庭等の住居にも
入り込んでたけど、平気で他人の家の壁を越えて入り込んでボールを取ったりしていたので
注意したところでした。
うちの子供達もよく参加したそうにしていたけど、

ボール遊びは絶対に道路でしちゃダメ!
追いかけて飛び出しても危ないし、
他人の車や家に入り込んだとき迷惑になるから
行っちゃダメ
って言って引き留めていました。
それがまさかこんな事になるなんて・・・・・・
そして、その後

お父さんの文句もなんか色々言いよった。

お父さん、俺悔しかよ。
間違った事しとらんとにバカにバカって言われるし。

公文行けば頭良くなるとかな?

俺、公文行ってみたか。
行ってよかね。

そうして小学2年の春から公文にも行くことになりました。
それから2年間、小学校3年生終了時まで週2日公文、週2日水泳、週1日サッカーと多忙な日々を送る小学生に。

小学3年、中学受験経験者の親と偶然知り合いになる

公文に長男が通いはじめたとは言え中学受験なんて全く考えてなかった我家。

たまたま会社の仕事関係で知り合った方の子供が中学受験をしてラ・サール中高を卒業した

話を聞く機会がありました。

その時に、

 

“4年生の授業は3年生の2月から始まるからね、4月からじゃないよ。

入塾するなら年が明けたら体験に連れて行ってすぐ入れないと遅れるよ”

 

との情報を頂きました。

が、全くピンと来てない我家。

 

ラ・サールかー、凄いんだろうなぁ~
ってな次元です。
長男に

塾行っていい中学校受験してみる~?
って聞いてみたら、

行かん!
そがん毎日勉強ばっかりしたくなか!
ってな回答。
うん、それ正論。
俺もその頃って遊んでばっかりいたもん。
あと、金ないし正直ホッとした。

小学4年、ついに日能研に入塾

先の一件以降、近所の子供達とは距離をおくようになり全くからまないようになった我が子達。

楽しそうにみんなで遊んでる声がしても出て行こうともせずに全くの無関心になっていました。

正直自分のせいかとも思い申し訳なく思うこともしばしば。

が、しかし、そんな事を思っていたらまた事件が。
中学生になっていた近所の最年長の子からある日長男が水鉄砲で水をかけられたとか。
また、その弟も5年生になり近所でも話題のやんちゃ坊主に。
学校でもしばしば絡んでくるとか。
そして兄弟とその友達とでよく玄関先でつるんで何かしている事が多くなりました。
はっきり言ってもうヤンキーです。

1こしか違わないって事はあと5年も関わらないといけないのか・・・・・・
小学5年生でこんななのに中学生になったらどうなるんだろう。
そう思うとゾッとしました。
その時、中学受験の事が頭をよぎり色々と調べてみる事に。
熊本は私立じゃなくても国立小の受験がある。
しかし、それがどの位のレベルか、どれくらい勉強しないといけないかなんて全くワカラン。
でも取りあえず選択肢の一つとして持っておくのはどうなんだろう。
お金かかるけど入ってみて全然ついていけないレベルならすぐ辞めればいいし。
中学まではみんな一緒って言う一択から他行けるって選択肢があった方がいいのでは?
と思い、

どうする~塾行ってみる?
他の中学校に行けるかもしれないよ。
また新しい友達できて楽しいかもよ。
って聞いてみたら、

うん、行かせてもらえるなら行ってみようかな。
挑戦してみる!
との回答でした。
うれしいやら悲しいやら・・・・・・

と言う事で小学4年の5月、ほかの子達から遅れる事3カ月、日能研に入塾しました。

 

入塾理由はいじめからのリスク回避

以上より、我が家の入塾理由は明確に

〇〇中に行きたい!

ってんではなく、いじめからのリスク回避のためでした。

 

これからあと5年、学年が違うとは言えずっと嫌いな子と関わっていかなくてはいけないのと、

逃げる事ができるかもしれないって言うのは心の余裕が全然違うと思います。

 

もしかしたら親には言えない事を学校でされているかもしれません。

学校終わってさらに塾で勉強するって大変この上ないので

何かないと半端な気持ちで行くって事は言わないと思います。

そもそも、ご近所間でこういう事態になってしまったのは自分のせいかもしれないと思うと
その逃げ道を作ってあげなくてはいけないのかなと責任も感じていました。
入塾のきっかけは、こんなでしたが約1年、長男は毎日必死に頑張っています。
新しい目標も見つけてそれに向かって励まし合う仲間も出来て毎日楽しそうです。
辞めたいと言った事も一度もありません。
これからも見守っていきたいと思います。
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